白ワインの選び方

ご存じでしたか?ボルドーといえば赤ワインのイメージが強いものの、白ワインもまた独自のリズムで発展してきました。フレッシュで、豊かで、しなやかで、時にやさしく、時に鮮烈──いつもどこかに個性が光るボルドー白ワインの背景には、多様なテロワール、様々なブドウ品種、そして造り手の技が織りなす物語があります。

辛口、甘口、スパークリング……。ボルドーの白ワインには実に多彩な表情があり、気軽なアペリティフから、ゆっくり楽しむ料理、デザートにまで寄り添う一本や、夜を華やかにするクレマンなど、シーンに合わせて楽しみながら選ぶことができます。

とはいえ、辛口か中甘口か極甘口か、スティルかスパークリングか、白ワイン選びに迷いはつきものです。

それでは、どのようにして白ワインを選べば良いのか一緒に見ていきましょう。

白ワインの主なタイプを知る

嬉しいことに、最も大切なのは「好み」です。自分はどのような白ワインが好きなのかを理解するために、まずは大きなカテゴリーと特徴を掴んでみましょう。

ボルドーの白ワインは、次の3つの主要品種を中心に造られています。

  • セミヨン(ボルドーのブドウ畑の45%)
  • ソーヴィニヨン・ブラン(43%)
  • ミュスカデル(5%)

残りの7%は、コロンバール、メルロ・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、ユニ・ブランなどです。

これらの組み合わせによって、キレのあるものや、ミネラル感の強いもの、ふくよかでアロマティックなもの、とろみのあるものなど、多彩な白ワインが生み出されます。

Cie Médocaine des Grands Crus_@Saison d’or (

テロワールをまっすぐに感じられる辛口白ワイン

辛口白ワインとは、残糖2g/L未満のものを指します。 つまり、ブドウとテロワールの表情をそのまま映し出す、もっともピュアなスタイルといえます。

ボルドーには約1,800の生産者がおり、ボルドー、アントル・ドゥ・メール、グラーヴ、ブライ・コート・ド・ボルドーなど、12のAOPで辛口白ワインが造られています。

その個性は大きく二つあります。

  • フレッシュでフルーティ爽快感のあるタイプ。
  • 骨格があり奥行き深く余韻の長いタイプ。

これらの二つのスタイルが、ボルドー白ワインの風景を広く、豊かに描き出しています。

モワルーからリコルーの甘口白ワイン

このタイプの白ワインは、残糖量によって全く異なる味わいを描きます。

  • モワルー:12〜45 g/L
  • リコルー:45 g/L以上

モワルー(ボルドー・シュペリュール、グラーヴ・シュペリュール、プルミエール・コート・ド・ボルドー)は、フルーティーで、ときにパイナップルやグレープフルーツのようなエキゾチックな香りを持ちます。

リコルー(ルピアック、サント・クロワ・デュ・モン、セロン)は、より強い濃縮感と深みがあり、マルメロ、ハチミツ、オレンジピールのニュアンスが感じられます。

より柔らかく、包み込むような口当たりで、リズムも光の加減も、他とは全く別の世界を持ったワインです。

爽やかな泡のスパークリング白ワイン

伝統製法により、ボルドーのスパークリング白ワインは生き生きとしたスタイルに仕上がります。

その特徴は:

  • きめ細かな泡
  • 柑橘や白い花の香り
  • ブラン・ド・ブラン(白ブドウ100%)、 ブラン・ド・ノワール(黒ブドウ100%・果汁は白)、 または両方のアッサンブラージュなど、多彩なスタイル。

毎年、211人の造り手がこれらの祝祭的なワインを生み出しています。 その多くはブリュットですが、より柔らかな味わいを求めるならドゥミ・セックもおすすめです。

料理から逆算して白ワインを選ぶ

正しい選び方のヒントは、まずメニューを見ることで得られます。一般的には、軽やかなキュヴェから始めて徐々に強さを上げていきますが、ワインには例外がつきものですので、絶対的なルールはありません。

アペリティフにおすすめのワイン

それでは最初の例外をご紹介します。それは、甘口ワインフォアグラのペアリングです。そのとろりとした質感は、ソーテルヌ、カディヤック、バルサックなどの甘口ワインと完璧に調和します。

アペリティフにおすすめのその他のワイン

  • デリケートな泡を楽しめるクレマン・ド・ボルドー(白)
  • 野菜系の前菜に合う若くフルーティーな辛口白(例:ブライ・コート・ド・ボルドー)

シンプルかつ明快で、間違いのない選択です。

前菜・メインに合わせる白ワイン

魚、甲殻類、海の幸には、ミネラル感のある白ワインがおすすめです。辛口でキレのある白(例:コート・ド・ブール)は、牡蠣の盛り合わせに最適です。
サーモンのテリーヌなら、よりまろやかな白(例:ペサック・レオニャン)が合います。

白の辛口は、以下のような白身肉との相性も抜群です。

  • ソース系の定番料理(ブランケット・ド・ヴォー)
  • スパイス料理(チキンカレー)

大切なのは、料理の質感ワインの骨格を響き合わせることです。

チーズとデザートに合う白ワイン

チーズ:

  • 味の強いチーズ(ロックフォール、ブルー)には甘口白
  • 若いチーズ(フレッシュシェーブルなど)には柔らかく香り高い辛口白

デザート:

  • 口をリフレッシュするならクレマン・ブラン
  • 白や黄色い果物のデザートには辛口白
  • チョコやエキゾチックフルーツには甘口

さらに詳しく知りたい方は、「ペアリング」や「ボルドーワインスクール」をご覧ください。

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